特定外来生物 ❸
“ダーウィンの悪夢”巨大魚ナイルパーチを指定 特定外来種に
環境省は2016年1月29日、全長が最大で2メートルにもなるアフリカ原産の大型肉食魚ナイルパーチを、外来生物法に基づき飼育や輸入が原則禁止される「特定外来生物」に指定する方針を専門家会合で示した。今年7月に正式指定される見通し。
環境省によると、国内での定着は確認されていないが、ペットとして流通しており、捨てられると在来種を捕食して絶滅させる恐れがある。定着前に指定することで将来的な生態系への影響を抑えるのが狙いだ。
ナイルパーチは1950年代にアフリカのビクトリア湖に食用として放流されて増殖し、固有種を食べて80年代までに約200種を絶滅させた。この魚を取り上げたドキュメンタリー映画「ダーウィンの悪夢」も話題になった。
〔産経ニュースより〕
環境省からのお知らせ2016/1/29
特定外来生物が新たに施行されることになりました。現時点で下記の魚種が候補として上がっております。
ブルヘッド
フラッドヘッドキャット
ホワイトパーチ
ラッフ
ラウンドコビー
ヨーロッパナマズ
ガンブシア・ホルブロッキー
コウライギギ
オオタナゴ
ガー全種
皆様の御意見を必要としています。
〔環境省〕
これを読んで呆れてしまいました。
専門家会合?本当に専門家なの?と疑ってしまいます。ナイルパーチが定着って?既に定着してしまっている「ヨーロッパナマズ」や定着しつつある「アリゲーターガー」なら兎も角、そもそも南西諸島や小笠原以外の地域で「ナイルパーチ」が日本の冬を越冬し、尚且つ定着できるとでも考えているのか?
一体全体、どういうこと?
「パブリックコメントにて意見を募集」ってあるけど、頭の固いお役人が果たして聞く耳を持ってるのか?
何でもかんでも一緒くたにして、一括りで規制してしまうやり方は、如何にもお役所仕事でお偉いさん達が考えてやりそうな事!
越冬し定着することのできないナイルパーチが特定外来生物に指定されてしまうのならば、行く行くは全ての熱帯魚...というよりも、外国から入ってくる生物や植物の全てが飼育不可となる可能性があるということになってしまうのでは?
適正に飼育し、アクアリウムを趣味としている者にとってこれは、悪法以外の何物でもないでしょう。
江戸時代にあった“生類憐みの令”の正に逆パターンの悪法なのではと考えてしまいます。
何だか、眠れない夜になってしまいました。
もうこんな時間になっています。
このブログにアップできるような良い画像が思いつきません、そんな都合のいい良い画像などがあるはずもありません。
読者の皆様、申し訳ありません。
最後に
今、できること...というか、これからしなければならないことは、これまでにも記載してきた通り。
『自分の飼育している生物は、自分自身の手で必ず守る!』
ただただその一念、それだけです。