?星?月?太陽

?アフリカンシクリッド飼育とドーベルマン&ウィペットとの日常です。

リーダーとしての在るべき姿

犬との信頼関係や主従の関係に関して、間違った解釈をされている方達がたくさんいらっしゃいます。

f:id:unicon3618:20160206152635j:plain

犬のリーダーとなる事を、犬を力でねじ伏せる事だと間違った解釈をされる方達がいますが、喧嘩の強さや力強さだけでは犬のリーダーとして君臨する事は不可能です。
喧嘩の強さ、相手をねじ伏せる力強さはもとより、餌の調達能力に長け、下位の犬のラフな遊びにも寛容に付き合い、下位の犬を愛し慈しむ心、凛とした佇まいで下位の犬の尊敬を集める者だけがリーダーとしてその群れで君臨できるわけです。

f:id:unicon3618:20160206152655j:plain

現在では、人と犬との間には主従の関係などは存在しないとの見解が主流のようですが、主従の関係に重点をおく躾け方が間違いで、現在の新しい躾け方すべてが正解ではないと考えています。
特に多頭飼いにおいては、主従の関係に重点をおく躾け方が必要不可欠なのではと自分は考えています。

f:id:unicon3618:20160206152742j:plain

我が家は、現在二頭飼いですが、一昨年以前までは全五頭飼いでした。

こうした多頭飼いの場合には、飼い主が犬達の立派なリーダーとなることが特に重要となると考えます。
例えば新たな犬を迎える時、群れの一員となる事を、その群れのリーダーが認めて連れてきた犬を、下位の犬達は拒否などは出来ません。
それがどのような年齢性別で、どのような犬種であっても同じ事です。
また、下位の犬達がリーダーを取り合う事もありませんし、ヤキモチなどは焼きません。
ヤキモチを焼かれるという段階で、すでにリーダーの資質に欠けているという事、すでにその群れのリーダーではないという事になります。
なぜならば、リーダーはオモチャやオヤツではないからです。

f:id:unicon3618:20160206152826j:plain

また、多頭飼いがうまくいかず、犬達を別室で分けて飼育されている方達もいらっしゃるようですが、それでは一つの家庭の中に二つの群れが出来てしまい、それぞれの犬がそれぞれにリーダーとなり反目しあい二度と一つの群れとなる事はないでしょう。

f:id:unicon3618:20160206152905j:plain

下位の犬達は、常にリーダーに注目します。逆に、リーダーは下位の犬達には注目はしませんし、下位の犬達の順位付けに介入する事もありません。
よく先住の子を優先にともありますが、リーダーが群れの中の一頭だけを特別扱いする事もありません。
下位の犬達には、毅然とした態度で平等に接します。

f:id:unicon3618:20160206153014j:plain

一昨年末に他界したリーダー犬のジジは、実におおらかな態度で下位の犬達と接していました。

下位の犬達のラフな遊びにも怒らず、大様に付き合っていました。

f:id:unicon3618:20160206152928j:plain

群れのルールや秩序を乱す者が出た時にだけ、リーダーはその威厳を下位の犬達に示します。

f:id:unicon3618:20160206153042j:plain

犬は、尊敬できる立派なリーダーには無条件で従います。というより、尊敬できる立派なリーダーには常に従属たる態度を示し、常にリーダーに従いリーダーに褒められることを望みます。

f:id:unicon3618:20160206153129j:plain

主従の関係がしっかりと出来ていれば、下位の犬は餌やオヤツを貰うこと以上に、リーダーに褒められることを望みます。

f:id:unicon3618:20160206153314j:plain

こうした、犬のリーダーとしての在るべき姿を、真のリーダーになるために必要不可欠なことを、リーダー犬だったジジからたくさん教えられました。

f:id:unicon3618:20160206153219j:plain

犬の躾けの基本は、構い過ぎない、甘やかし過ぎない、叱り過ぎないなど、何事もし過ぎないことと自分は思っています。

f:id:unicon3618:20160206153240j:plain

犬は人の感情を敏感に察知します。

反対方向から来る犬を、リーダーである飼い主が嫌だ怖いなと思えば、それに従う犬も嫌な怖い犬が前から来たと感じます。

犬に不必要で無用なオーラを送らないようにすることも、飼い主として大切なことと思います。