オオカミは何故？イヌになったのか？

イヌの祖先に関しては、諸説あるようです。

また、オオカミがイヌになった理由にも諸説あるようです。

あくまでも仮説のひとつとして…。

その昔、オオカミ達の群れについて行く事の出来なくなった子連れの母オオカミがいたそうです。
群れからはぐれてしまい、獲物を探し、放浪するうちに人間と出会ったそうです。
人間から着かず離れずするうちに、人間の食べ残し、いわゆる「おこぼれ」を得る事を覚えます。
人間の側も当初こそ、そのオオカミを排除しようとしますが、自分達に危害を加えない事を悟ると、オオカミを追い立てる事をしなくなりました。
そうして、そのオオカミは人間から少し離れた場所で暮らすようになります。
そのオオカミは、他の猛獣や敵が近づくと警戒し人間にその事を知らせました。
そしてその報酬として、残飯ではない食物を人間から与えられるようになっていきます。
利害の一致した人間とオオカミ双方に、共存共栄の関係が生まれる事となるわけです。
人間とオオカミの距離はグッと縮まり、信頼関係も増し、人間の手から餌を与えられるまでになっていきました。
そして人間は更にオオカミを手懐け、狩猟の手伝いなどもさせるようになります。

こうした経緯を経ながら、オオカミは人間の傍らで暮らす道を選択し、人間もまたオオカミを利用しながら共に暮らす道を選択する事となったようです。

これが、すべてのイヌの始まりだとする説があるようです。