キャンピングカーに係る税金
〔重量税〕
車検ごとに必要となる税金。重量税は国税なので、全国均一となっています。キャンピングカーの該当する特殊用途自動車の場合、1㌧おきに税額が変わります。もちろん重いほど金額はアップしていきますが、乗用車にくらべて優遇されています。
ただ注意してもらいたいのは、乗用車が「車両重量」をもとに課税されるのに対し、特殊用途自動車は「車両総重量」をもとに課税される点。総重量とは乗車定員ぎっちり人が乗った状態で、当然重さの面では不利。架装メーカーのカタログにも車両重量と車両総重量が記載されているはずなので、購入時には確認しておきましょう。
〔自動車税〕
自動車税は地方税。キャンピングカーの場合、お住まいの地域によって若干金額が変わることに注意してください。自動車税はその年の4月1日の所有者に対し、年度分の税金が課せられる。年度の途中で購入した場合は、月割り計算で支払うこととなります。8ナンバー登録か、そうではないかで変わってきますが、現在8ナンバー登録の優遇メリットは少ない。これに対して軽自動車の黄色4・8ナンバー登録なら、自動車税も激安になります。
〔自動車取得税〕
車を購入する人に対し、やみくもに課税される。その存在自体、ユーザーにとっては納得いかないところもありますが、とにかく支払い義務があります。算出方法が簡単ではなく、クルマによってかなりバラつきがあります。要するに課税と非課税の項目が多岐に渡るためのようです。見直しも検討されているようですが、ともあれ、購入時に数十万円の出費は覚悟しておかなくてはならないものです。
〔消費税〕
今後消費税率がどんどんアップする可能性も秘められていますが、現状は8%。厄介なのは、車両本体やオプション装備品だけでなく、一部の諸費用にも消費税が課税されるところ。手続き代行費用や納車費用といった項目がそれです。8%とはいえ、数百万円の買い物となれば、その額も相当なものになります。
我が家の愛車は、1800ccのガソリンエンジンのライトキャブコンです。
下記記載の物は、数年前の車検時にかかった税金等に関する費用です。
自賠責保険、重量税、印紙代は(車両総重量が変わらない場合)同一料金になります。
自賠責保険が ¥30130
(現在では、もう少し保険料が上がっています。)
重量税が ¥37800
(キャンピングカーの該当する特殊用途車の場合、1㌧おきに税額が変わります。ただ注意が必要なのは、乗用車が「車両重量」をもとに課税されるのに対し、特殊用途車は「車両総重量」をもとに課税される点です。総重量とは乗車定員ぎっちり人が乗った状態のことを言います。)
車両総重量自家用(2年)
〜1㌧以下¥ 12600
~2㌧ ¥ 25200
~3㌧ ¥ 37800
~4㌧ ¥ 50400
~5㌧ ¥ 63000
~6㌧ ¥ 75600
~7㌧ ¥ 88200
~8㌧ ¥100800
~9㌧ ¥113400
~10㌧ ¥126000
となっています。
我が家の愛車イヴの場合、車両総重量が、〜3㌧なので上記した金額となります。
印紙代は¥1800で、自動車税は¥31800です。(愛知県在住)
最後に、税金ということで…。
燃料に係る揮発油税ですが、納得できないのは、この揮発油税にまで消費税が被せられていることです。
更に憤りを感じるのは、軽油の揮発油税にはこの消費税を被せていないことです。
ガソリンにだけ消費税を被せているのは?
軽油を大量に使用する、大型トラックなどを所有する運輸業界からの圧力があるからなのでは?
国の考えとしては…
皆が認知してしまう前に、既成事実を作ってしまい、知らないところから知らないうちに税金を徴収してしまえということ、皆が気がついた時には「以前からの判例!」なのだと押し通すやり方なのでしょう。