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?アフリカンシクリッド飼育とドーベルマン&ウィペットとの日常です。

DOBERMANN

高い学習能力のある屈強、俊敏な犬。

怖そうに見えるけれど、ホントは陽気な遊び好き。

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《ルーツ》

1880年頃ドイツのチューリンゲンに住むルイス・ドーベルマンによって、中型のピンシャーを基礎犬にし作出された犬です。第一次世界大戦に軍用犬として活躍し有名になり、その優秀さが認められ、日本でも警察犬として活躍している。

《性格》

警戒心が強く、勇敢で、侵入者などには攻撃的なところも見せますが、飼い主には忠実。訓練も入りやすい。実は家庭犬としてふさわしく、怖そうな外見とは裏腹に明るくて、無邪気な遊び好き。

《体格》

シャープで筋肉質のエレガントなボディライン。垂れ耳を断耳して立ち耳にし、尾も断尾する習慣がある。光沢のある短毛と断耳・断尾で一層引き立つ。

《飼育》

ドッグランなどを利用しながら、毎日たっぷり運動させる。被毛の手入れは固く絞った濡れタオルなどで拭く程度で良い。

《被毛と毛色》

・毛質

密に生えた短毛で毛質は硬く、体に密着している。体表全体にわたって緊密に分布し、下毛(アンダー・コート)は見られない。

・毛色

黒色(ブラック)、赤色(ブラウン)の2色。基調となる毛色とな対照的に明確に区切られた褐色のタン(恒班)がある。タンがある部位は、口吻、頬および上眼瞼(小班)、喉部、前胸部(2小班)、前・後部、および指・趾蹠部、後肢内側面、挫骨突起部および肛門部である。ブルー、およびイザベラは好ましくない。

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欧米の映画で軍隊や警察のストーリーとなると欠かせないのがドーベルマンで、犬の世界的知名度からいえば間違いなく上位にランクされることでしょう。

しかし歴史は意外に浅く、19世紀ごろの誕生です。ドイツのルイス・ドーベルマンという人が個人で生み出しました。基礎犬となったのは、ロットワイラーやジャーマン・ピンシャー、マンチェスター・テリアなどらしいのですが、明らかになってはいません。犬種名は、もちろん誕生させた人の名からきています。

当初は番犬、伴侶犬として使われていましたが、その卓抜した身体的能力と果敢な性格、訓練への順応性などに目をつけたのがドイツ軍です。さらなる訓練をして第一次世界大戦で軍用犬として用いました。

警備・監視、偵察の面で大活躍をしたこの犬は、一躍世界に知れ渡ることになったのです。

体の特徴は、贅肉がまったくみられない筋肉質のボディ、首、四肢がまず第一です。長く、くさび形をした頭部とともにつくる体全体のシルエットは姿勢がよいこともあってたいへん優美です。耳は断耳をして立てることが多く、自然のままにすると脇方へ垂れます。尾も通常は断尾します。

性格は攻撃性が強調されますが、本来はエネルギッシュで勇敢な犬として評価されてよく、攻撃を抑制する訓練をしたり、躾、愛情のかけ方、運動量などを適切にするなら優れた家庭犬になるのです。いいかえれば、幼犬からの訓練ができていなかったり、飼い主が身勝手な躾、愛情を押しつけたり、日々の世話ができそうもないというなら飼うべきではありません。周囲だけではなく犬にも迷惑です。

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警察犬、ガードドッグ、あなたはドーベルマンにどんなイメージを持っていますか?

強くて美しいだけではない、甘えん坊でひょうきんなドーベルマン

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映画や小説に、強く頼もしいキャラクターで登場するドーベルマン。黒く光るシャープなボディや鋭い顔つきは、見るものをはっとさせるほどの印象強さをもつ。

この犬種を作り出したのは、19世紀後半、ドイツのチューリンゲン地方に住んだフリードリヒ・ルイス・ドーベルマン氏。街を徘徊する犬の取り締まりや、徴税が職務だったといわれる。

ドーベルマンは、以前はドーベルマン・ピンシャーと呼ばれていた。ピンシャーとは、テリアとほぼ同じ意味で、土着のピンシャー犬が交配に使われた歴史からくるものだ。

交配に使われたその他の犬は定かではないが、シェパードのミックスやロットワイラーであったといわれている。

ドーベルマン氏は、仕事の際の護身用のガードドッグや街の警備犬としてこの犬種を作っていったという。その働きが知らされるうち、ドーベルマンは警察の仕事を手伝ったり肉食獣の猟に同伴するようにもなっていった。

ドーベルマン氏はこの犬種を同時に優秀な番犬・家庭犬であってほしいと望んだため、従順さや、鋭敏な感覚を重要視して交配をすすめていった。

そうして誕生した、強く筋肉質で、誇らしげな犬種。ドーベルマンは“標準解剖学的に見て犬の理想像に相応する”といわれている。

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