白馬伝説
月一でのお詣り。
白馬伝説で有名な『多度大社』です。
多度大社の後方には養老山脈が控えて、養老山脈最南端の山である多度山が聳えています。
御手洗場
ゴールデンウィーク中の5月4日・5日には、多度大社御例祭(上げ馬神事)があります。
この絶壁を、周辺6地区(多度、小山、戸津、北猪飼、猪飼、力尾)より選ばれた若者が騎手となり、4日は陣笠裃姿。5日は花笠武者姿で人馬とともに駆け上がります。
上がりきった人馬の数や順番によって、その年の豊凶を占います。
南北朝時代から行われ、馬を奉納する行事が祭へと発展したと考えられている。
白馬伝説(しろうまでんせつ):多度山は昔から神が在わします山と信じられ、人々は、農耕に恵みの雨を乞い、出生に安産を祈るというように、日々の暮らしの平穏や家族の幸せをを祈り続けてきました。その願いを神に届ける使者の役割を果たすのが、多度大社に1500年前から棲むといわれる白馬です。
古来より神は馬に乗って降臨するといわれるように、神と馬との関係は深く、馬の行動を神意のあらわれと判断するところから、多度大社でもその年の豊作、凶作を占う「上げ馬神事」を毎年の5月4日・5日の多度祭で行っています。
かつて、多度山の小高い丘の上には、遠くに広がる街並みを見はるかせ、人々の折節の喜怒哀楽を静かに見つめている白馬の姿がとらえられたと聞きます。
天翔る馬には翼を与えたように、その姿を変えて神の懐へと走り去ると、人々の幸せや出会い、喜びを乗せて、再びこの地へ舞降りてくると語り伝えられています。