神魚
ネパールに生息している、マハシールという魚族がいます。
その中でも、黄金の輝きを放つマハシールは「ゴールデン・マハシール」と呼ばれています。
またの名を、『サハール=神の魚』とも言われる魚がいます。
インド、ネパールなど、ヒマラヤ山麓の400〜1000m程度の渓流に棲む神魚と呼ばれる巨大魚です。
この魚に限らずTor属の魚の数種は、口の形状からもわかるように比較的強い魚食性を示し非常に大型化します。
275㎝などという信じ難い記録がありますが、現在でも1m30㎝程度ならばたくさん生息している。
コイ科の魚というと、どちらかというと大河の下流域でのんびり餌を漁っているイメージが強いが、トラウトが生息していない東南アジアから南アジアの渓流域ではTor属の魚がその地位を占めていて、その流線形の体型からもわかるように泳ぎも機敏で性質はとても神経質だ。
その捕食シーンは、マハシールと同じくアフリカで「神の魚」と言われるナイルパーチのような待ち伏せ型ではない。
マハシールは、機敏な泳ぎを十二分に活用した追撃型のフィッシュイーター。
我が家にいる、マハシールと同じコイ科のガンユイ。
メイン水槽のクーへやCカエルも、魚雷型のその体型を生かした追撃型のフィッシュイーターになります。
マハシールの捕食シーンは、その流線形の体型を生かした俊敏な泳ぎで獲物に突進していきます。
その姿はコイ科というよりも、トラウトに近い。
本物のゴールデン・マハシールは、最大で2mを超えると言われている。
成長するにつれてデカイ鱗が金色に縁取られ、さながら過背金龍のように全身がゴールドに輝き、独特ないかつい雰囲気に変貌する極美種で、現地でも滅多に採取されない希少なバルブです。
スレンダーな体型で、日本のニゴイにソックリなシルエットをしています。