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?アフリカンシクリッド飼育とドーベルマン&ウィペットとの日常です。

Atractosteus

メイン全景

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Atractosteus

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spatula

ラテン語でスプーンを意味し、アリゲーター・ガーの幅の広い吻に由来する。

ミシシッピ川リオグランデ川などのメキシコ湾に注ぐ水系に分布。アメリカ、メキシコ、ニカラグアコスタリカにまたがるアメリカ南部が中心。

通常は汽水域から淡水域に生息するが、海域に生息する個体群もあり、淡水と海水の両方に生息する数少ない魚類。

ルイジアナ州の塩性湿地にも生息している。

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ガーはその長く突出した吻が特徴的で、上下顎には鋭い歯が並ぶ。鱗はポリプテルス同様硬鱗で覆われおり、鱗は突起によって互いに強く結合して体を覆い、非常に頑丈で剥がれにくい構造となっている。

全身を堅牢な菱形の鱗(ガノイン鱗)に覆われ、側線鱗は50〜65枚。鱗というよりは、全身に甲冑をまとったという形容の方が似合うでしょう。

ガノイン鱗は、ガー目の他にはポリプテルス目、チョウザメ目、アミア目などに共通して見られる、原始的な硬骨魚類の特徴の一つとなっています。

呼吸機能をもつ鰾には毛細血管が密集し、長大で単一形だが不完全に左右2室に分かれた状態で腹椎の腹面全体に固着している。

鰾に血管網が発達していることにより、肺のように空気呼吸することを可能としている。

これは、ガーの生息域が流れの少ない低酸素状態に陥りやすい水域で生活しているため、そうした形で生存を図る。

しかし、鰓呼吸の機能は普通の魚に比べて劣り、鰓呼吸だけでは生存ができない。

水槽の水位を上げすぎ、蓋と水面との隙間が極めて少ない場合には、空気呼吸ができなくなり死亡してしまう例もある。

以前は、ガーとアミアカルバは共に全骨類のグループとされていましたが、近年の研究ではアミアカルバはガーより真骨魚類に近い種であるとされ、両者は別系統であるという説が支持されるようになりました。

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tropicus

トロジャンに関しては、以前の記事にも記載した通りです。

ガー目の北限は、ケベック州南部に生息するロングノーズ・ガーで、南限はコスタリカのトロピカルガーになっています。

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