悪名
我が家の愛犬はドーベルマンです。
三頭いたドーベルマンが、今は一頭になりました。
今いるドーベルマンは断耳されていないので、比較的優しい印象があるようです。
それでもドーベルマンは、世間一般では「恐ろしい犬」「凶暴な犬」との印象が強くあるようです。
犬は、どの犬種でも、どのような大きさの犬であっても躾け方と飼育環境などの飼い方次第で名犬にも駄犬にもなることを知るべきだと思います。
適切な飼い方の出来ない飼い主のせいで、悲しい悪名をつけられてしまう犬種がたくさんいます。
そして、ここにも心無い飼い主のせいから遺棄され、いわれのない悪名で有名になってしまった生物がいます。
それが、名古屋城のお堀で確認されて、再び脚光を浴びてしまうこととなったガーパイク達です。
その筆頭なのが、現在我が家でも飼育中のアリゲーター・ガーになります。
来店してくださるお客様からも、「あれ、アリゲーター・ガーだよね?」と、度々聞かれます。
メインにアリガーが泳いでいるだけで、罪悪感を感じたりはしませんが、間違った情報を刷り込みされてしまった人達がたくさんいるのだと納得させられています。
アクアリウムを趣味とせず、魚には無関心な人でさえも、アリゲーター・ガーの名は広く知られています。
良い意味で知る人が多いのならば問題は無いのですが、アリガーの場合には“悪名高き魚”として有名になってしまっています。
ガー種は非常に温和で、サイズさえ間違わなければ、混泳他魚達に何かをすることはほぼ無いということをどれほどの人達が知り、自ら好んで人などを襲うことの無い魚だと知っているでしょうか。
世間で『悪名』という不名誉な肩書きをつけられてしまった生物が、我が家には結構いたりします。
本来ならば、その生物を飼ってみなければわからないことがたくさんあります。
妙な刷り込みや世間の風潮に流されず、いろいろなものを見ていければ良いのになと何時も感じています。