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?アフリカンシクリッド飼育とドーベルマン&ウィペットとの日常です。

メモリアル 《1》

幼少のころから、我が家には犬がいました。


自分の記憶にある一番最初の犬は、当時の日本の流行りの犬、真っ白なスピッツだったと思います。


その後、姉弟で親にせがみ、何度となく犬を迎えました。

スピッツから始まり、柴系雑種、マルチーズペキニーズシェルティ、コリーと…


こうして列記していくと、人と犬との寿命を考えた時に、普通の一般家庭で単頭飼いをした場合には、人が一生のうちで飼育できる犬の飼育頭数は限られてくることがよくわかります。


そして自立し、ある程度の時間が持てるようになり、本当の意味での初めての犬を迎えました。


犬種はキャバリア・キングチャールズ・スパニエルで、名前はパピーでした。

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家で犬は飼っていたものの、犬の面倒を見ていたのは両親で、しかも当時の世相を反映した飼育方法で、およそ躾などをせぬままに家の中に犬がいたという程度でした。


パピーを迎え、それこそ沢山の飼育本を買い漁り、犬学や躾、訓練を無我夢中で勉強しました。

それに平行し、迎えた犬のお世話を必死ですることにも、そして教科書通りではない犬の躾に四苦八苦しました。

この時に、ふと感じたことは「子供では犬を飼うことはできない。」ということでした。

姉と二人で、家業に忙しい両親に無理を言ってきたのだと始めて気づきました。


そしてパピーが他界し、暫くは犬のいない生活でしたが、ある時にとある愛護団体を知ることになり、その団体を通じ一頭の犬と出会いました。


それが、イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルのサーシャでした。

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パピーが、自分で始めて手がけた犬で、然程長けた犬の躾能力もないままの保護犬でした。

心に傷を負った犬との、信頼関係を構築することの難しさ、そして本当の意味での犬との関わりをサーシャから学ぶことになりました。

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そんなサーシャが他界し、ペットロスに苦しんでいる自分にサーシャが引き合わせてくれた犬が、やはり放棄犬だったドーベルマンのジジでした。

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利発で明るく、後に迎えた犬達の立派なリーダー犬として、皆を束ねてくれました。

ジジの遊び相手(こうした理由で2頭目を迎え、多頭飼いが崩壊してしまうケースが多いことを後に知ることとなり、自分自身の無知を恥じることになりました。)にと、次に迎えたのがウィペットのビショップでした。

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この頃になると、犬学も理解でき、犬種の特性などもよく知ることができました。飼育や躾、訓練のスキルもメキメキ上がります。

それもこれも、リーダー犬だったジジが、犬のリーダーとしての在り方を身を持って伝えてくれたからだと思います。


そんなジジ&ビショップ二頭飼いの時に、一頭の迷い犬だった高齢犬シーズーのラッキー(我が家ではチロルと呼んでいました。)と出会います。

毛玉まるけで、とても汚い容姿で飼い犬ではないなと、ほぼ間違いなく野良犬だと思いました。

その日のうちにトリミングをし、ある程度は綺麗にしました。

飼い主を探してはいましたが、多分うちで飼うことになるだろうと覚悟をしていました。

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しかし、びっくりなことにチロルには飼い主がいたのです。

まぁ、いろいろありましたが…飼い主の元にシーズーは無事戻ることになりました。チロルが我が家に居たのは、たった二週間だけでした。

困ったのは、チロルのために買ったほぼ新品状態の犬具類でした。

それらの犬具類を、サーシャをお世話してくださった愛護団体に寄付をすることになり、その時にまた犬を引き受けて欲しいと打診されました。

うちの子達と相性が良さそうな子がいたら、よろしくと告げてその場はボランティアさんと別れました。


犬達を連れて、月一でお邪魔していた琵琶湖のオートキャンプ場がありました。

我が家に、二週間しかいなかったチロルも、そのキャンプ場に連れて行っています。

そのキャンプ場の管理人のおばちゃんとは、もう親子も同然でした。


そんなおばちゃんが入院することになり、おばちゃんからのお願いから一頭のダックスを預かることになりました。

その後、そのおばちゃんは退院されることなく亡くなってしまい、そのダックスは3頭目の我が家の犬になりました。

ミニチュア・ダックスのリリーです。

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リリーを迎えた同じころ、あの愛護団体から連絡があり、生後4カ月のチョコタンのドーベルマンが飼育放棄され保護してほしいとの連絡が…

4ヶ月って?一番可愛い時じゃん!

と思いながら、次の休日に迎えに行くことに、しかし、その前に捨てた飼い主が泣きながら名乗り出たと…

ボランティアさんもセンターの職員さんも怒り心頭だったそうですが、そのドーベルマンは飼い主の元へ戻ることになりました。


ドーベルマンがそうそう出ることはないと思っていましたが、その数週間後にまたボランティアさんから連絡が…

虐待までされていたドーベルマンです。

保護をお願いします。

そうして迎えた4頭目の犬が、ドーベルマンのベルでした。

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その後、知り合うことになるトレーナーさんが保護していたドーベルマン、ステラを5頭目の犬として我が家へと迎えることになります。

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一昨年の6月にリリーが、そして5頭の犬達をしっかりと束ねてくれていたジジも同じ年の12月に他界しました。

次の年の4月、ジジが大好きだったベルもジジ達のあとを追うように他界。

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現在に至っています。