アフリカン・シクリッド
アフシクは、アクアリウムでの人気が非常に低い⁉︎
人気のないのには、たくさんの理由があります。
・アマゾンや他地域の魚達とは違う弱アルカリ性の水質を好むために、アフシク以外の魚との混泳ができない(不向きな)こと。
・アフシクは、同じマラウィ湖やタンガニィカ湖に棲む種であっても、死ぬまで闘うと言われるほどで混泳させることが難しいこと。
・小型のムブナでも気性が荒く(むしろ、ムブナの方が気性が荒い。)最悪の場合には単独飼育を考えなければならなくなること。
・例えば60㎝レギュラー水槽の場合には単独かペアでの飼育をするか、または少し大きめのタンクで超過密にし喧嘩を回避するかの選択肢しかないこと。
・ムブナに比べて気性が荒くないと言われるハプロの場合でも、混泳させるにはそれなりのテクニックが必要なこと。
・15㎝以上もある種を超過密にさせるには、かなり大きなタンクが必要となること。
(例えば、我が家のような1800の水槽を所有している人ならば、ほぼ、ほとんどの人はアロワナなどの飼育を選択するでしょう。)
・超過密にした場合でも、素晴らしい発色をするのは、そのタンクのボスとなった魚だけとなる可能性が高いこと。
・稚魚、幼魚期に雌雄の判別が困難な種が多く、成魚になってからメスだと判明した場合の落胆が大きくなること。
(逆に、オスかメスかのワクワク感は楽しめるかな?)
・比較的に長寿な種が多く永く楽しめる反面、ショップにとってはリセールバリューが悪く売れない可能性が高くなること。
などなど…。
書き始めればキリがないほどで、アフシク飼育にはたくさんのハードルがあり過ぎます。
いくら、海水魚のようなカラフルで綺麗な魚達でも、一晩で新しく購入した魚が骨だけになっていたり、弱い個体を追い回すような騒々しいアクアリウムを観賞したい人などはいないでしょう。
これでは、アフシクを始めたいと考える方が少なくなってしまうのも頷けます。
それでもアフシクを飼育するのは何故か?
自分の場合には…
前述したことを克服できた時の達成感があること。
アフシクは、図鑑では見られないような素晴らしい発色をする瞬間があります。これは、飼育者しか見ることができない彼らの姿になります。
生き餌を追う時は、非常に興奮した素晴らしい発色をします。
アクアショップ店員には
「アフシクに生き餌ですか?」
とよく聞かれますが…
人工飼料だけではなく、生き餌やクリルなどの様々な餌を与えることが、魚の成長や育成には必要不可欠とも考えているために我が家ではそうしています。
生き餌を追うことでのストレス解消と、適度な運動にもなるのではないかとも考えています。
ところで、マラウィ湖やタンガニィカ湖、ヴィクトリア湖ってアフリカ大地溝帯にあるっていうけど…
いったい、アフリカのどの辺りにあるの?
ということで地図を貼っときます。