バラ
オーストラリアのアロワナ、ノーザン・バラムンディです。
こちらは、オーストラリアのラテス、バラマンディです。
バラマンディとは、オーストラリアの先住民アボリジニの言葉で「大きな鱗を纏った魚」と呼ばれ、「神の魚」として崇められてきました。
釣り師の間では、ノーザン・バラムンディとバラマンディを区別するため。
ノーザン・バラムンディ⇒サラトガ
バラマンディ⇒バラ
と呼ぶそうです。
ニロチカスやアカメとは近縁種になり、アカメほどではありませんが、ニロチカスもバラマンディも目がルビーのように紅く輝きます。
一時は、Lates calcariferと同じ学名だったアカメとバラマンディ。
バラマンディはオーストラリア・アカメとも呼ばれています。
インド産シーパーチとアカメ。
アクアショップでは、シーパーチの名で呼ばれていますが、シーパーチとは主にメバルやその他のメバル科の魚を表す言葉で、正式にはバラマンディ。
で、アクアショップには主にオーストラリア産、タイ産、インド産のシーパーチが入荷されているようです。
タイ産とインド産は、「インド・シーパーチ」「タイ・シーパーチ」などと表記され、オーストラリア産のものだけが「バラマンディ」と表記されています。
実際、本当にオーストラリア産の魚なのか?その他の地域の魚なのか?は、そのショップを信じるしかありません。
かつては、Lates calcariferとされてきたアカメ。
1984年
臀鰭棘が3棘あるうち、アカメは第2棘が一番長く、バラマンディは第3棘が一番長い、体高が高い、側線数が多い、胸鰭条数が少ないなどの特徴や、Lates(アカメ属)の殆どの種がほぼ南北回帰線の間に分布するのに対し、アカメの分布域だけが北に孤立している点などから別種と認められ「Lates japonicus」との学名がつけられました。
バラマンディは琉球列島(西表島)以南の台湾を含む東南アジアから知られており、アカメは種子島まで棲息していることが確認されており、これが南限とされているようです。